2017.3.8 加山雄三×コムアイ×PUNPEE 対談@音楽ナタリー

大胆なリミックスアルバム『加山雄三の新世界』発売にあわせた加山雄三さんインタビュー。「お嫁においで2015 feat. PUNPEE」を制作したPUNPEE、「海 その愛」のリミックスを手がけた水曜日のカンパネラのコムアイを迎えての対談を音楽ナタリーが企画。

異才たちの歳の差トーク

見出し一覧
・スチャダラパーとの出会いが俺を大きく変えたね
・県会議員の謝罪会見がヒップホップアレンジされてて笑い転げたよ
・自由度の高さが幸せのバロメーターだって、アメリカで研究結果が出てるんだよ
・Pro Toolsで宅録してると延々やっちゃうんだよな
・いつの間にかアメリカンスクールの卒業歌になってるんだよ
・Twitter検索はしてるから
・VRでやる「バイオハザード7」、もう怖えーのなんの!

PUNPEEとコムアイそれぞれの制作秘話がおもしろかった。

↓お嫁においでの制作には「1年かかった」とのこと

PUNPEE
この曲はヒップホップ的に王道で普遍的なビートで構成してるんです。「お嫁においで」を再構築するなら、一番それが映えると思ったんですよね。それから、パクったわけではないんだけど、韻踏合組合の「DBマーチ」が、歌謡曲に王道のビートを組み合わせる構成だったんです。それが無意識に頭にうっすらあったかもしれない。リリックについて言うと、俺は結婚に対するイメージが全然ないんですね。だから原曲の内容を基にリリックを書いても、イメージがとっちらかっちゃって、リリックを書くだけでも半年ぐらいかかって。結局作るのに1年ぐらいかかったんですよ。

↓水曜日のカンパネラは、「国歌斉唱」がテーマだったとのこと

コムアイ
やっぱり加山さんの声をどう使うかは悩みましたね。でも加山さんの太い声と、自分ではコンプレックスだと思ってる私の細い声でうまくバランスを取れば、いい相乗効果が生まれるんじゃないかなって。

東京オリンピックも控える中で、日本人の中で誰か1人を世界中に観てもらうとしたら、加山さんなのかなって思ったんですよね。

そのイメージの上で原曲をどう再構築しようかなと思ったときに、国歌斉唱のような形にするのを思い付いたんですよね。

↓なんと、水曜日のカンパネラの曲のRemixをPUNPEEに依頼していた!

コムアイ それで、あのリミックスを聴いて、水曜日のカンパネラの曲のリミックスをPUNPEEさんにお願いしたんですよ。でも受けてくれなくて。

加山・PUNPEE (爆笑)

コムアイ 加山さんのは受けたのに、私たちはダメなんだ、って。

PUNPEE 違う違う! 時間がなかったんだよ。そんなこと今言われると思わなかった……変な汗かいたよ(笑)。

↓加山さんの年代やジャンルに囚われない考え方に感動

加山
音楽は時間や空間すべてを超越するんだよね。現実にそれが今回もできたと思うし、彼や彼女の力によって、自分の曲がさらに新しく聴こえるかも知れないとしたら、こんなにうれしいことはないよ。

※引用元・全文はこちらhttp://natalie.mu/music/pp/kayamayuzo (取材・文 / 高木“JET”晋一郎 撮影 / 小原泰広)

アルバム『加山雄三の新世界』について詳しくはこちら>

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